番組内容は「最先端の科学研究の報告」です。登場人物はMCとゲストの研究者の2人です。研究報告のVTRや研究について2人がトークをします。深夜の30分間番組で次の日にちょっとした話題にできる番組です。

番組セットの模型全体です。

どんびきです。セットのテーマは「最先端の研究所」です。研究所そのものをつくらずに、そこからのイメージを抽出し、背景として見たときに「最先端の研究所」と感じられるようにしました。全体として無機的な幾何図形で構成されています。色彩は白と青で構成しました。背景としてのっぺりとした空間にならないように、エッジに青のラインを入れたり各オブジェクトを立体的に構成しました。全体として統一感をもたせつつも、単調にならないようにしました。研究所の奥には白と青の森林が広がっています。有機的な空間が奥に広がることによって白色のセットにボリュームを持たせると同時に、前面が際立ちます。ホリには下から青のライトをあてることで空間が締まります。

番組の始まりのシーンです。はじめにMCが今週のキーアイテムとともにゲストの紹介VTRに入ります。今回は日本の天文学の第一人者がゲストの設定です。となりの円柱管には白い触手がゆっくり動いていて、先端がぼんやり光ります。

ゲスト登場シーンです。ゲストは右側のパネルに隠れています。紹介VTR後にパネルの裏から透明な階段を下りてきます。登場口には円柱型水槽が空気をボコボコ出していたり、パネルの白い球状物がぼんやり光ります。ゲストの登場と一緒にキーアイテムも映るようになります。パネルについている突起物(模型ではビーズ)は照明によってキラキラと光ります。ゲストの背景がのっぺりしないようにしました。

正面です。主にVTRの前後に使われます。中央にある正方形状のエッジ部分はぼんやり光ります。一番小さい正方形が少しずれていてセット全体の象徴になります。登場人物2人はテーブルを囲んでトークします。透明な床がテーブルと登場人物が浮いている印象を与えます。

上手です。トーク中は主に上手と下手のアングルで構成されます。エッジに入れた青いラインが正面よりも際立ちます。ゲストのトーク中に一緒にキーアイテムも移るようになります。

下手です。MCのアップで、背景が白色のみにならないように円柱水槽などを置きました。また、上手と比べて単調にならないように、パネルの幾何図形、オブジェクトなどに変化を加えました。